【2025年版】日本で使える「スマホ決済」ガイド:PayPay vs 楽天ペイ、どっちを入れるべき?


CEO / Native Japanese Expert
更新日: 2025年11月30日
日本での生活に必須の決済アプリは「PayPay」と「楽天ペイ」の2つだけです。なぜこの2つなのか?海外クレカは使えるのか?ポイント還元率を最大化する「賢い使い分け」を徹底解説します。
「日本は現金社会(Cash is King)だ」と聞いて来日しましたか? 確かに、古いラーメン屋や地方のクリニックではまだ現金しか使えません。しかし、2025年の日本は劇的に変わりました。今や生活の90%はスマホだけで完結します。
PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、d払い……日本には数多くの決済アプリがありますが、外国人がダウンロードすべきなのはたった2つです。
- PayPay(ペイペイ): 生存用(どこでも使える)
- 楽天ペイ(Rakuten Pay): 節約用(ポイントが貯まる)
なぜこの2つなのか、そしてどう使い分けるのが「正解」なのかを解説します。
1. PayPay:日本で生きるための「サバイバルツール」
もしアプリを1つしか入れられないとしたら、迷わず PayPay(ペイペイ) を選んでください。 理由はシンプル。「使える店の数が圧倒的に多いから」です。
なぜPayPayが必要なのか
- 圧倒的なカバレッジ: 高級デパートから、屋台の焼き鳥屋、個人の美容室まで、キャッシュレス対応の店ならほぼ100% PayPayが使えます。「現金お断り」の店は少ないですが、「カード不可・PayPayのみ可」という店は山ほどあります。
- 割り勘(Warikan)の標準: 日本人の友人と飲みに行くと、会計時に必ず「PayPayで送るね」という会話になります。これを持っていないと、細かい現金のやり取りで面倒な思いをします。
- 現金チャージが可能: 日本の銀行口座がまだなくても、セブンイレブンのATMから現金でチャージできます。
デメリット
- 還元率が低い: 基本のポイント還元率は 0.5% です。便利ですが、お金はあまり増えません。
Note: PayPayの登録には、SMSが受信できる「日本の電話番号(070/080/090)」が必須です。まだ番号を持っていない場合は、以下の記事でSIMカードを入手してください。
2. 楽天ペイ:お金を生む「マネーマシン」
PayPayが「使うため」のアプリなら、楽天ペイは「稼ぐため」のアプリです。 セブンイレブン、ファミリーマート、西友、マツモトキヨシなどの大手チェーン店では、必ずこちらを使ってください。
なぜ楽天ペイが最強なのか
- 還元率1.5%の魔法: ここが最重要です。楽天ペイの支払い元を**「楽天カード」**に設定してチャージ払いすると、還元率が 1.5% に跳ね上がります。これはPayPay(0.5%)の3倍です。
- 期間限定ポイントの消化: 楽天カードの入会特典やキャンペーンでもらった「期間限定ポイント」を、そのままコンビニでの支払いに使えます。これでポイント失効を防げます。
- Suicaとの連携: アプリ内でモバイルSuicaの発行やチャージも可能です。

日本のキャッシュレス「黄金ルール」
賢い在留外国人は、以下のように使い分けています。
- 個人商店・友人との割り勘 → PayPay を使う
- コンビニ・スーパー・ドラッグストア → 楽天ペイ を使う
⚠️ 「海外クレジットカード」の罠
多くの外国人が、母国(アメリカやヨーロッパなど)のクレジットカードをこれらのアプリに登録しようとして失敗します。
- PayPay: 海外発行のVISA/Mastercardも登録できますが、本人認証(3Dセキュア)の壁があり、利用上限額が「月5,000円」などに厳しく制限されることが多いです。これでは家賃や家具の支払いには使えません。
- 楽天ペイ: 海外カードも登録できる場合がありますが、1.5%のポイント還元対象外になります。使うメリットが半減します。
解決策:日本のカードを作る
日本で生活するなら、早めに 楽天カード を作ってください。 楽天ペイと連携してポイントを最大化できるだけでなく、PayPayの支払い元としても登録可能です(VISA/Mastercardブランドの場合)。
🚀 キャッシュレス最強のカードを作る
楽天ペイで1.5%還元を受けるには、楽天カードが必須です。審査に通りやすい申し込み方法はこちら。
徹底比較:PayPay vs 楽天ペイ
| 機能 | PayPay 🔴 | 楽天ペイ 🐼 |
|---|---|---|
| おすすめシーン | 個人商店、友人との割り勘 | スーパー、コンビニ、ドラッグストア |
| ポイント還元率 | 0.5% (基本) | 1.5% (楽天カード必須) |
| 海外カード | 制限あり (上限が低い) | メリットなし |
| 現金チャージ | OK (セブン銀行ATM) | OK (セブン銀行ATM) |
| 送金機能 | 最強 (みんな使っている) | 普通 |
| 請求書払い | 公共料金の支払いに対応 | 一部対応 |
設定方法(Step-by-Step)
PayPayの設定
- PayPayアプリをダウンロード します。
- 日本の携帯電話番号で登録(SMS認証)。
- 本人確認(eKYC): 在留カードを使って認証すると、利用上限額が上がり、送金機能が使えるようになります。
楽天ペイの設定
- アプリをダウンロードし、楽天IDでログイン。
- チャージ元として 楽天カード を設定。
- 重要な設定: 設定画面で「ポイント優先利用」にチェックを入れること。これで、期限切れ間近のポイントから自動的に使われます。
よくある質問 (FAQ)
Q1: 銀行口座を持っていなくても使えますか? はい、両方ともセブン銀行ATM(セブンイレブン内)から現金でチャージして使えます。ただし、毎回チャージするのは面倒なので、早めに銀行口座かクレジットカードを作ることをおすすめします。
Q2: どちらか1つだけ選ぶなら? 生活の利便性を取るなら「PayPay」です。使えない店がほとんどないからです。しかし、節約を重視するなら「楽天ペイ(+楽天カード)」です。年間で数万円分のポイント差が出ます。
Q3: 楽天カードの審査は外国人には厳しいですか? いいえ、楽天カードは外国人にも比較的発行されやすいカードとして知られています。申し込みフォームの入力方法さえ間違えなければ、多くの留学生や就労者が取得しています。詳しい書き方は以下のガイドを参照してください。
結論
難しく考える必要はありません。 「PayPay」 は、どこでも支払えるようにするためにダウンロードします。 「楽天ペイ」+「楽天カード」 は、生活費を1.5%節約するために使います。
たった1.5%と思うかもしれませんが、年間の食費や日用品費で計算すると、数千円〜数万円の差になります。それは、美味しいディナー1回分、あるいは母国への帰省費用の足しになります。
🔥 今日からポイント生活を始める
現金払いで損をするのは終わりにしましょう。楽天カードを手に入れて、1.5%のキャッシュバック生活をスタート。
免責事項
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